先日「5本のマイクロフォンの比較」の動画を掲載しました。そして、「これは単に各マイクロフォンの音質比較をしているのではなく、弦楽器にも応用できるのです」という内容の事を書いたのですが、どうも勘違いされている方が多いので、もう少し補足しておきます。
重要なのは、「マイクロフォン5本」と言うことではありません。マイクロフォンは1本でも構わないのです。
「その1本のマイクロフォンという製品の特性を、違った下記の3種類の方法で表現してみる」と言うことこそが重要なのです。「ロゼッタストーン」と例えたのは、そういうことです。
1. 通常の音楽の録音音質
2. ピンクノイズの録音音質
3. スペクトラム周波数グラフ
上記の3つの表現は、どれも1つの製品を指しています。しかし、「1.」→「2.」→「3. 」と聴いていくと(3.は見てみると)、それぞれが違った印象に感じるはずなのです。
逆の事も言えて、一つの要素だけから、ある特定の製品をイメージすることは難しいです(結果を知っていたら別ですが)。しかし、上記3つの表現の横の関連性を意識(考慮)した上なら、そこからある製品をイメージしたり、特定することは比較的簡単になります。
これを弦楽器に当てはめてみるのです。
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