最近は国産メーカーの力がなくて、なんだか寂しい限りです。国産商品贔屓の私でさえ、「演奏収録用にどのマイクロフォンがお勧めですか?」と訊かれたときには、最近はさすがにSONY製を話題にする事はありませんでした(オーディオテクニカ社は頑張っていますが)。
我々世代は、SONYのマイクロフォンに強い思い入れがある世代なので(当時の海外製のマイクロフォンは高級すぎて範疇に無かったとも言えますが)、つい最近発売になったSONYのマイクロフォンは嬉しいです。
ただ、一貫性、継続性のないメーカーって信用がおけないのですよね。だから私がこのマイクロフォンを購入することはないと思います。なぜなら、例え気に入って使っていても、また「マイクロフォン事業から撤退」と言いかねませんから。そうしたら、それまでのノウハウとが台無しになってしまうのです。メーカーの気まぐれに振り回されてしまいかねません。
我々職人の道具も同じなのですが、「継続性」って、とても重要な性能の一要素です。
関連記事:
- マイクロフォン5本の比較テスト
- どうも、マイクロフォンの比較実験の意味が理解されていないようです
- 私がよく使うマイクロフォン
- 弟子の川口君に、AKG C414XLIIマイクロフォンをあげました
- やはり、マイクの性能は重要