ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
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“Qholia”3Dプリンタの驚異的な精度

 Qholia 3Dプリンタでテスト立体モデルを出力してみました。定規と比べていただけると判ると思いますが、驚異的な高精度です。これが樹脂を吐き出して積層形成した物とは思えません。ちなみにフィラメントはPLA系で、ノズル …

いつの間にか、ずいぶん歳をとってしまいました

 少し前に、学生時代のオケ仲間から、実家の押し入れから見つけ出した演奏会のPCM録音と映像テープ(共にβビデオテープ)が送られてきたので、ダビング作業を行っていたのです。  その映像中にA先生の姿も映っていました。A先生 …

バイクの楽しさもヴァイオリンと同じです

 私は時々バイクにも乗る、いわゆる「軟弱ライダー」です。冬は寒いからあまり乗りませんが、それでも時々乗った時には、「そうそう、これこれっ!楽しい~!」って感じます。  バイクの楽しさって、まさにヴァイオリンと同じなのです …

当然の事ですが、「調整」には限界があります

 私は自分自身の持っている様々な理にかなっている技術や知識を集めて楽器の調整を行います(特に重要なのは弓の性能の理論です)。多くの方は「同じ楽器でもこんなに違うのですね」と喜んでくれます。  しかし、調整で行える事には限 …

3D Printig 2018展示会へ行ってきました

 昨日は国際展示場にて開催されている3D Printig 2018展示会へ行ってきました。半月前に導入したQholia 3Dプリンタの出展ブースもあったので、使い方とかの質問をしにいったのです。とても親切に対応してくださ …

割れ修理が想定通りにいかず、結局はフルオープン修理に

 表板の接ぎ割れ修理のヴァイオリンの修理が、当初の予定の「分解しないまま修理」というのが二度別な方法にて修理したのですがうまくいきませんでした。楽器の製作精度とか、楽器の内部歪みのせいで、うまく再接着出来なかったのです。 …

楽器拭き布を小まめに洗濯する事が、基本中の基本です

 私の工房には様々な状態の楽器がやって来ます。私の工房は飛び込みの一見のお客様はお断りしておりますので、基本的には常連の方なのですが、それでも楽器の状態は人それぞれ、様々なのです。  もちろん、楽器そのものの性能差もある …

安易に弓竿からフロッシュを外さないでください

 安易に弓竿からフロッシュを外すと、様々なトラブルが生じることもあります。例えば、弓毛を留めているクサビが外れてしまったり、弓毛のバランスを崩してしまったり、最悪な場合には下写真の様に弓を壊してしまうこともあります。   …

ヴァイオリンの人こそ、中低弦の音を意識して聴いて欲しい

 先日、あるヴァイオリンのお客様と、「中低弦の音を聴く意味」について話をしました。その方は、ヴィオラも弾く方なので、とても納得してくださりました。  簡単に言ってしまうならば、中低弦の音って、自分自身をスローモーションで …

乾燥しているからって、安易に楽器の内部の湿度だけ高めたらダメです

 具体的な製品名はあげられませんが、乾燥しているからって、一生懸命楽器の内部の保湿をしている人がいます。  しかし、この行為って間違っています。なぜなら、楽器内部の変化は必ず、外の環境から遅れて変化するからです。だから、 …

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