工房
本当に良い弓は、楽器よりもよほど貴重です
2022年10月18日 工房
弓の事を楽器の付属品くらいに思っている人は多いです。特に初級者の方やアマチュア演奏者は、(無意識に)そう思われている方が多いです。 なぜならば、単純な棒だから安くても十分とか、または単純な棒だからそんなに性能差は無い …
演奏中に急にスプリンクラーの水を掛けられてしまったら
2022年10月17日 工房
静岡県のあるホールのスプリンクラー事故(事件?)の件ですが、こんなことが起きるようでは、安心して演奏に集中することも出来ません。 さて、弦楽器に大量の水を掛けられてしまったら、とりあえず次の処置をしてください。 1. …
デジタルデータの管理はとても難しい
2022年10月16日 工房パソコン、AV、家電、車
つい先日、ある方から私がブログに掲載した弦楽器関連の写真協力を求められて、その写真データを探しました。ところがどこを探しても無いのです。 似たような別写真データは有ったのですが、どうやら私はそのデータは削除してしまっ …
消音器を使って楽器が鳴らなくなる事は、(基本的には)ありません
2022年10月16日 工房
以前から、「消音器を使うと、楽器が鳴らなくなる」という情報というか都市伝説があります。 しかし、弦楽器の技術者であり、弦楽器の音響を長年追求、研究している私が言い切ります。 「鳴らなくなる」という根拠はありません。 …
無量塔親方に、色々と怒られた(指導された)なあ
2022年10月13日 工房
先ほどグラインダーの撮影をしていて、撮影中(または準備中)にグラインダーを何回も起動したり、止めたりしていました。 その時、ふと、無量塔親方に、怒られたことを想い出しました。 「回転が完全に止まらないうちに再び起動し …
逆回転グラインダーの紹介
2022年10月12日 工房
カントゥーシャ工房にいた時期に購入した、カントゥーシャ工房に有った物と全く同じ「Fischler社製の逆回転グラインダー」です。逆回転タイプは、繊細な刃物を削るときに熱が加わりにくいので、とても使いやすいグラインダーで …
駒の弦溝に鉛筆の芯を塗り込むのは意味があるのか?
2022年10月10日 工房
時々ご自分で、駒の弦溝に鉛筆の芯を塗り込んでいる人がいます。弦の滑りが良くなることを期待しての事だと思います。 その是非に関して、私がどうこう言うつもりはありません。しかし、ほとんどのその手の「素人施工」は、楽器を汚 …
糸巻きがねじ切れないうちに、補強
2022年10月7日 工房
糸巻き(ペグ)の形や材質によっては、壊れやすいタイプもあります。それは一般的に「ハート型」と呼ばれている、下記写真のタイプの糸巻きです。 複雑な細工でお洒落なので、高級部品として採用される事が多いタイプなのですが、強 …
昔の仲間は、一生の宝です
2022年10月3日 工房
昨日、学生時代のオケの同期の友人と、オケの先輩と、私の妻も含めて5人で食事しました。 ずいぶん久しぶりに会ったのですが(Facebookでやりとりはしていましたが)、お互いに歳をとった以外に何も変わっていなくて、嬉し …
音を言葉で表現するのは難しい
2022年10月2日 工房
先日お客様と、楽器の調整において、「音(音色)」について会話しました。しかし、何となくの会話でしたらなんてことはないのですが、一歩突き詰めた話となると、音色を言葉で表現するのはとても難しいことなのです。 例えば「硬い …