ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
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堤剛氏の10代の時の演奏

 今日のFM番組は、堤剛氏が10代(18歳くらい?)の時にN響と海外公演をしたときの録音でした。ドヴォルザークのチェロ協奏曲でしたが、素晴らしい演奏でした。  当たり前かもしれませんが、どんな巨匠にも若い時があるのですね …

音の調整の最後の調整が「肩当て」

 楽器の音の調整をする上で、その半分くらいの重要性を締めるのが、「音以外の寸法的調整」です(追記:それ以前に弓の性能が大前提です)。例えば指板の反り、駒の高さ等、弾きやすさに大きく関わる基本部分なのです。  その基本を整 …

自分の価値観の内側だけで判断しては損をします

 昨日、あるプロの演奏者の方が弓の試奏にいらしてくださりました。  いらした理由を要約すると、ご自分の演奏の表現に頭打ちを感じたそうで、私の「弓の性能の理論」を聞きに来たという事らしいのです。  ほとんどのプロの演奏者は …

帰省した娘の楽器を点検、調整

 娘が帰省したので、持ってきた楽器を点検したところ、駒が結構前倒れ気味に傾いていて、さらに若干横にもずれていました。毎日使っている所有者だから、その違和感に気づかないものなのです。  点検、調整は他人の客観的眼であるから …

何度でも言います。「最初から良い物を購入しましょう」

 先日、あるチェロの初級者の方(これまでは別の楽器を弾いていたそうです)が弓を購入してくださいました。  その方、一年くらい前にチェロと弓を購入したばかりだったそうなのです。しかし、弓の性能に不満を感じるようになり、私の …

あらためてバシュメットの初期レコードを聴くと、素晴らしいですね

 私は学生時代、バシュメットのヴィオラ演奏が一番好きでした。軽やかで、テクニシャンで、まるでヴィオラとは思えないようなヴィオラ演奏に引き込まれました。  ところが、この仕事をするようになって、様々なヴィオラの音を追求する …

80年以上経つ古い石鹸も、もうそろそろ限界

 カントゥーシャ工房に就いて最初の頃に、カントゥーシャ氏から糸巻き調整用の四角い石鹸をもらいました。  「この石鹸50年以上経っていて、固さがちょうど良い具合なのだよ」って感じの説明でした。  それ以来帰国後も、糸巻きの …

何気ない調整を喜ばれると、嬉しい

 通販の普及とか、インターネット情報検索の浸透に伴って、年々、我々プロとしての技術が単なる無料サービスとか、アフタケアくらいに低くとらわれていると実感しています。  これはプロの演奏家の「演奏」が、無料の行動と思われてい …

酷いケースが多すぎ

 最近もう諦めていますが、酷いケースがあまりにも多すぎます。デザインとか軽量化、低価格化ばかり追求しているので、弓がまともに収まらないのです。  私はこれまでに何度も、「熱の伝わり方」についての保護性能については書いてき …

私の工房にて販売した楽器のその後の状態

 私の工房では、私自身が製作した楽器や師匠のカントゥーシャ作の楽器だけでなく、それ以外も私が納得して仕入れた楽器を販売しています。  そして販売するだけでなく、その後も責任持ってメンテナンスしています。お客様とは長いお付 …

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