ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
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新しいケースは、自宅で練習中に、ケースの蓋を開けて換気をする

 新しいケースは、まだ接着剤などの成分が残っています(化学物質の匂いもするはずです)。これらの成分が、即、楽器に悪影響を及ぼすわけではありませんが、良いことはないでしょう。また、接着剤の溶剤成分などが、ケース内スポンジに …

周波数帯カット実験

黒四角の周波数帯カットされた場所を抜けた時(正常な音の時)、自然な音でホッとすると思います。 良い楽器というものは、そういう事なのです。自然なのです。

良い音を出すために重要なのは、しっかりした「理論(考え方)」と、それを確実に実行できる「技術」です

 良い音を出すために重要なのは、しっかりした「理論(考え方)」と、それを確実に実行できる「技術」です。  例えば、単体ではちっぽけな「0.1」を10個足し合わせてみます。 0.1 +0.1 +0.1 +0.1 +0.1 …

今のうちに調整に出してください

 ウイルス騒ぎの今はどこでもアマオケの練習は中止だと思います。こういう比較的時間の空いているときにこそ、楽器の調整は行ってください。

汚い音のヴィブラート

 テレビの音楽番組であるヴァイオリニストが演奏していました。ヴィブラートと大きくかけて、とても気持ちを込めた演奏をしていました。  ところが、そのヴィブラートが汚いのです。  おそらく、そのヴィブラートの音を聴いて、私の …

膝を軽く「コン」と叩くと、脚がビクっと動く

 膝を軽く「コン」と叩くと、脚がビクっと動く。  これが、演奏の本質です。すなわち、「聴衆という生物の、生理的反応を引き起こす操作」を行う行為なのです。  生物学を多少なりとも習った現代人にとって、「膝を叩くと、脚がビク …

国内製造を死守しなければ

 今回のような世界的な何かが有ったときに、頼りになるのは「国内の製造工場」だけです。  しかし技術の海外移転を安易に行った結果、国内の製造業と人材は先細りです。国内製造(人材も)を意識して育てる政策をしなければ、自分で自 …

あるメジャーリーガーが「私はエンジニアだ」と言っていました

 昨日のスポーツ番組で、あるメジャーリーガーの投手が、スーパースローモーションカメラとか、最新機材を使って、自分のピッチングフォームを観察・修正している映像が放送されていました。さすがアメリカは進んでいます。  そしてそ …

試奏回数が多いほど、試奏時間が長いほど、良い楽器や良い弓との縁はすれ違う

 自分は楽器に詳しいと思い込んでいる人って、「自分はこれまでに数多くの有名な楽器を弾いたことがある」と自慢げに話したり、またはあちこちの店に出向いては、まるで趣味のように試奏を繰り返す人もいます。  これって、一見すると …

昔からすると夢のような高性能波形処理ソフトSpectralLayer Pro6

 私がドイツ在住の時にある日本の有名企業の研究所に連れて行ってもらい(今のセキュリティではもうこういう事もできない時代です)、音の周波数分析の装置を見せてもらったことがあります。倍音を操作して、音質の評価をするような装置 …

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