我々の仕事は「木工」ばかり行っていると思われがちですが、実際には特別な道具を自分で作ったり、または弓の修理など、金属など色々な素材を扱います。
「低融解合金」とは70~150度くらいの低温で溶ける金属です。この扱いやすい金属を利用して道具用の部品を作るのですが、今回は弟子の林さんの勉強として(半分お遊び)駒をコピーしてみました。もちろん実際に金属の駒を使うわけではありません。
このような「ヴァイオリン製作と関係あるの?」っていう技術習得も、とても大事なことなのです。実際に作業を行って初めて、その難しい部分を理解できるのです。それらの蓄積が技術となります。