工房
ヴィオラの弦やケースの種類が少ないのは、ヴィオラ弾きがお金を掛けようとしないから
2019年10月1日 工房
消費税増税にともなって、販売価格(消費税込みの価格)の訂正しようと、業者から届いた弦だとかケースだとかが掲載されているカタログを眺めてみて、あらためてヴィオラ(やコントラバス)の弦だとかケースの種類が、ヴァイオリンやチ …
演奏を、「感情」に頼ってはいけない
2019年10月1日 工房
「感情を込めた演奏」とか「気持ちのこもった演奏」とかって、素敵です。 ところが、これまでにも何度も言っていることですが、それは聴く側の論理なのです。演奏する側が、感情に頼ってはいけないのです。それでは単なる自己陶酔型 …
私はインターネットの中にはいませんので、勘違いしないでください
2019年9月29日 工房
私がネット上に書いている事を検索したり、読んだり、情報収集しただけで、私の言いたいこと、伝えたいこと、行いたいことは「絶対に」判りません。 私の工房にいらいして、何年も継続してお付き合いをして、もちろんかけるべき物に …
視覚、味覚、臭覚、聴覚
2019年9月29日 工房
人間には五感という感覚があります。例えば、視覚とか味覚とか、臭覚、聴覚とかがあります。それらの五感から得た具体的情報が、視覚情報だったり、味だったり、匂いだったり、音色だったりするのです。 例えば、視覚情報、味、音色 …
楽器磨きという作業だって、とても難しいのです
2019年9月29日 工房
時々、「楽器磨き用のクリーナーは、どれを使ったら良いですか?」という質問を受けることがあります。この時、私は「普段から清潔に洗濯している布で、軽めに拭くだけの方が良いですよ」と答えます。 というのは、市販の楽器用クリ …
このような発音が、楽器の性能的にも演奏の技法的にも理想です
2019年9月28日 工房
私が先日アップしたオイストラフ演奏のベートヴェン作曲ヴァイオリン・ソナタ「春」の、曲の出だしの、音が出た瞬間の音を聴いてみてください。レコードの方の音です。 アタックも付いていないですし、かすれてもいません。 こう …
「毛替え」の技術がどこでも大した違いは無いと思っていらっしゃる方、大間違いですよ
2019年9月27日 工房
「毛替え」作業って、その工房、または楽器店の技術力の縮図のようなものです。 私の技術も、私の毛替えを見ていただければ判るはずです。馬毛の質、馬毛の量、1本1本のバランス、毛の長さ調節、数ヶ月から半年後の毛の状態、弓の …
私は肩当てと楽器の調整をペアで行いますが、同じ肩当てでも音が違うのです
2019年9月27日 工房
昨日、頼まれていたヴィオラを調整して、お渡ししました。私の工房にてお売りする楽器は、損得無しなくらいに時間を掛けて、特別高度な調整も行います。 今回のヴィオラも、改造MachOne肩当てとペアで調整を煮詰めて完成させ …
良い楽器のイメージを説明しようと一生懸命考えるのですが、やっぱり「トランポリン」
2019年9月27日 工房
私はお客様との会話の中で、「良い楽器」のイメージ(感覚)の話をすることが多いです。 色々な例えをしたり、色々な表現をしたりして説明するのですが、やっぱり「トランポリン」の感覚が一番それっぽいような気がします。 「ト …