ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
ブログ記事

工房

光(映像)と音(音楽)との不思議な差

 映像と音楽は、ある「情報」を持っています。視覚的情報だったり、聴覚的情報です。  物理的には、映像は電磁波であり、音楽は空気の疎密波です。  そして、共に早送りしたり、スロー再生したりできるのです。だから一見、映像と音 …

小さな子どもの「つま先立ち」の本質とは

 今日、マクドナルドに行ったときに、前に母親と3~4歳くらいの女の子がいました。  その女の子、まるでバレエリーナの様に、ずっとつま先立ちしているのです。カウンターの上とか、向こう側が見たくて仕方ないのです。私の娘達も同 …

アナログレコードは素晴らしい

 少し前にふとしたきっかけから、学生時代に所有していたシュトライヒャーのコントラバスのレコードを買い直して、それで「レコードって、やっぱりいいな」と、再確認しました。  最初は、知人にそのレコードをコピーしてもらって、そ …

楽器ケースの外観が綺麗な方は、楽器そのものも綺麗です

 楽器ケースも長く使い続けていると、当然傷んできます。特に外観は擦れたりする部分だけに、大小の傷み、汚れはどうしても避けられないものです。  しかし、その傷み具合とか、汚れ具合は、人によって全く違うのです。私の方が不思議 …

私の好みのヴィオラの音

 ヴィオラという楽器は難しいです。楽器本体、調整の方向性、演奏の絶対的な手本が曖昧だからです。  私は、「ミャーミャー」する音(鼻が詰まったような音)のヴィオラは好きではありません。発音特性が優れていて、ポ~ンと素直な音 …

CD(レコード)の購入枚数と感動の量は反比例する

 以前に、中古CDの購入についての記事でも書きましたが、わたしは次の事をもの凄く重要視しています。それは、 CD(レコード)の購入枚数と感動の量は反比例する という事です。私の中では「法則」です。  お金がなかった学生時 …

ブラームスのヴィオラソナタCDの聴き比べ

 先日、兎束氏演奏のブラームスのソナタのレコードの話を書きました。私にとっては、このレコードの重厚なヴィオラの音が、ブラームスのソナタにピッタリしていると感じるのです。  「ブラームスのヴィオラソナタ」ついでに、他の演奏 …

チェロの発表会で”Zauberplatte”の効果を直接確認しました

 今日は、私の工房のチェロのお客様お二人の発表会があったので、聴きに行きました。このお二人、偶然にそれぞれが私の工房に通われている方なのです。チェロの世界は狭いですね。  お二人とも私の工房で弓を購入された方で、もちろん …

再生音質によって、「音楽」の感じ方も違うのです

 私はこのブログ上でもよくオーディオ装置の事を書いています。それは単なる趣味の話だけではなく、弦楽器関連の音を考えるうえでの実験でもあるのです。  例えば、再生装置の違いとか品質によって、具体的にはオーディオ装置であった …

楽器の構え方を「そうじゃない」と言われてムッとする方もいらっしゃいますが

 以前に「理の内訳」という記事を書いたことがありますが、私の考え方は大きく分類すると次の3本柱から成り立っています。 弓の性能の理論 楽器の構え方の理論 楽器の音響的な理論(理論と言うよりは、理論に基づいた技術)  「弓 …

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