工房
私がインチキだったら、もっと張ったりをかまします
2018年10月11日 工房
私は様々な測定機器、観察機器を自費購入して、弦楽器の様々な疑問に対して研究しています。自慢になりますが、弦楽器専門家(アマチュアは除く)でここまでやっている人は、世界的にも珍しいと思います。 もしも私がインチキ商売人 …
弦楽器関連は、家電製品とは全然違うのです
2018年10月11日 工房
私は以前から事があるごとに、「商品を買うのではなく、技術(=人)を買うのです」と説明してきました。 しかし、なかなか理解してもらえないどころか、私の主張とは真反対の考えや行動を起こす人が、年々増加していると感じます。 …
弓位置記号 “Sp”、 “M”、 “Fr”
2018年10月9日 工房
少し前に娘が、楽譜に弓位置を書き込んでいたのですが、「弓元」とかの漢字で書き込んでいたので、ちょっとビックリしました。 普通、ドイツ語の次の略字を使うのが常識でしょうに。 Sp(シュピッツェ):弓先 M(ミッテ):弓中 …
ストラディヴァリの研究をしてはいけないのです
2018年10月5日 工房
ストラディヴァリの研究というものをよく耳にします。ところが、ストラディヴァリという楽器を研究するのは危険です。 なぜなら、その研究者は、借りた数億円以上もする、そのストラディヴァリを否定できるでしょうか? 私なら、出 …
人間は高度な脳を持っているが故に、あえて困難を求めているのでしょう
以前私が「弦楽器の魅力とは」でも書いていますように、人間は困難を克服したときに、大きな満足感を感じるのです。だから「山」があったら登ってみたいという好奇心に駆られるのです。 弦楽器も同じだと思います。 だから、その …
「修業」と「勉強」とはちょっと違うと思います
ヴァイオリン製作だけでなく、職人や技術を習得する方法として「修業」とか「勉強」があります。これら2つには明確な違いは無いのかもしれませんが、一般的に「修業」とは親方とか師匠の元に付きっきりで技術を学ぶ方式です。一方、「 …
製作者のキャラクターは、基本的には変化しません
2018年10月2日 工房
昨日の「FFTアナライザでの測定から見えてきたものは」の記事の中で、次の様に書きました。 「本質」とは楽器の持っている根本的なキャラクターです。 そしてその「本質」とは物理的に何を指しているのかというと、「構造」であり …
FFTアナライザでの測定から見えてきたものは
2018年10月1日 工房
FFTアナライザでヴァイオリンの音響測定をする方法は、大ざっぱに分類すると次の3種類があります。 1. 実際に演奏して、その音をマイクロフォンで測定する方法 2. 駒をタッピングして、タップトーンをマイクロフォンで測定 …
良い楽器の周波数特性は素直なのです
2018年9月30日 工房パソコン、AV、家電、車
少し前の事ですが、Bluetoothスピーカーで私のお気に入りのヴィオラのCD曲をかけて聴いていると、ヴィオラの音があまりにも薄っぺらで、全然ヴィオラの魅力を感じないことに気づきました。音質とは関係の無いはずの演奏さえ …
眼鏡にもお金がかかる
2018年9月29日 工房パソコン、AV、家電、車
我々職人にとって視力も技術のひとつです。視力がぼやけていては、高度な作業はできないからです。 視力が良かった私も、さすがに最近は老眼鏡が必須です。作業距離、拡大率にあわせて4つ(拡大のも含めたら6つ!)の眼鏡を使い分 …