ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
ブログ記事

工房

なぜ私がここまで、技術映像制作に拘っているのか

 私はこれまでかなりの時間もお金もかけて、弦楽器製作工程映像を撮り続け、そしてビデオディスクとして販売してきました。  なぜ私がここまで、技術映像制作に拘っているのか?  時々、「佐々木さんの趣味の撮影の延長ですか?」み …

ビデオ映像のレンダリング作業

 現在「弦楽器製作工程Blu-ray」の「+映像」版を作成中です。もう10年前に作った映像に、さらに幾つかの19分の映像を追加したバージョンです。  編集は完了して、最後のレンダリング作業+オーサリング作業なのですが、ト …

数年ぶりに赤ちゃんを触った

 私は自分が子どもの時からなぜか赤ちゃんが大好きで、今でも道路で赤ちゃんを抱っこしているお母さんとすれ違うときには、痴漢に間違われないように注意しながら、赤ちゃんをチラ見しています。  しかし最近は自分の友人、知人で赤ち …

先日見たチェロのカーボン弓も、やはり

 先日あるチェロのアマチュアの方が弓の話しを聞きに来たのですが、その方もカーボン弓を使っていました。その方の話では、最初に購入した安物の弓から買い替えるときに、チェロの先生がカーボン弓を指定したというのです。  しかし、 …

カセットテープ復刻だそうです

 最近の若者のアナログ再生ブームで、レコードだけでなくカセットも人気らしいのです。それでカセットテープも復刻しているそうです。  なぜそんなに若者に受けているかというと、高品質なデジタル音源が当たり前の若者にとって、「カ …

なぜこの図がもっと評価されないのだろう?

 先日、私の工房のお客様でエンジニアの方のお誘いで、食事(とお酒)をする機会がありました。色々な話ができてとても楽しかったのですが、その中でこの図の事を褒めていただきました。 自画自賛になりますが、私も実に簡潔に弓を表現 …

楽器の修理は意識的な消極性が必要です

 ご自分の楽器に愛着があるほど、ちょっとした事が気になりだして、「駒を交換して欲しい」とか、もっと極端な例だと「ニスを塗り直して欲しい」とか、「バスバーを交換して」とか、または「響板を削って欲しい」などという依頼もけっこ …

弦楽器の音調整は、楽器の機械的抵抗(インピーダンス)の理解力で決まります

 楽器の古典的振動モデルは、弦の振動と駒の伝達だけを考えた単純なものでした。しかし近現代では楽器全体を振動体として考える事が当たり前になっています。事実、楽器の末端にいたる全ての箇所が振動していることは、周知の事実です。 …

Bechミュートの改造

 今日はある演奏家から「音の劣化の少ないミュート」の依頼があったので、Bechのミュートを改造する作業を行いました。私は以前からこのBechミュートをお勧めしています。テールピースにマグネットでピタッとくっつくので、ガラ …

カントゥーシャ氏が亡くなって一年経ちました

 半月前の事ですが、カントゥーシャ氏の娘さんから、一周忌メッセのメールが届きました。私は今回も参加することはできませんでしたが、もう一年経つのですね。  カントゥーシャの実家もだれかの手に渡ってしまったらしく、なんだかミ …

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