工房
真の意味での性能の良い弓で弾くと、チェロの音も違うのです
2024年3月28日 工房
少し前に、コントラバスのフレンチ弓とジャーマン弓の事を書きました。そこで見本の演奏として、パスキエ氏とシュトライヒャー氏の実際の演奏の動画も紹介しました。 これら両者の演奏に共通しているのは、「理にかなった圧力(のボ …
「弦楽器製作工程BD」の内容について、BGMが無い事を評価してもらいました
2024年3月24日 工房
先日「弦楽器製作工程BD」を購入してくださった方から、感想メールを頂いたのですが、その中で「BGMが無い事」を評価してくださりました。 高度経済成長以降の日本、すなわち豊かになった日本では、物が多ければ多いほど良いと …
「弦楽器のしくみとメンテナンス」がマイナーチェンジして再出版
2024年3月15日 工房
おそらく、最近、「弦楽器のしくみとメンテナンス 第一巻」は継続出版されていたと思いますが、「第二巻」の方は廃刊になっていたと思います。 しかし、カバーとか、サブタイトルとかの若干のマイナーチェンジをして、再出版される …
自分の興味の無いことに興味をもつことが、上達に繋がるのです
2024年3月6日 工房
「自分の興味の無いことに興味をもつことが、上達に繋がる」とは、矛盾しています。 しかし上達とは「自分の価値観の外を求める行為」なので、あながち間違った表現ではないのです。 例えば、先日書いた「コントラバスのフレンチ弓 …
コントラバスのジャーマン弓のボウイング
2024年3月6日 工房
先日、「コントラバスのフレンチ弓のボウイング」という記事を書きました。 結論として、「超絶上手な演奏家では、フレンチ弓でも圧をかけて弾くことができる。その証拠は、駒寄りを弾いていることからも推測できる」という内容でし …
コントラバスのフレンチ弓のボウイング
2024年3月1日 工房
以前、あるコントラバス奏者に紹介されたVincent Pasquier氏によって演奏されたCDを聴いて、驚きました。このCD、手に入るのでしたらコントラバス奏者でなくても是非お勧めしたいです。 先日、あるお客様と、コ …
良いヴィオラは、ヴァイオリンの2倍くらい高価と思ってもよいです
2024年2月27日 工房
何度も書いていることですが、良いヴィオラって、ほんと少ないです。 絶対数自体が少ない上に、製作のレベルが低いのです。だから、良いヴィオラって本当に希少なのです。さらに、「大きさ」の問題もあります。 だから、自分の好 …
「理にかなったヴィブラート」は「性能の良い弓」とペア
2024年2月25日 工房
「理にかなったヴィブラート」とは、楽器が縦方向にブレない、指板の向きに沿った「弦長変化(=ピッチ変化)」奏法です。イメージとしてはこんな感じです。 ところが、この「理にかなったヴィブラート」って、単独では実現不可能な …
「遠足のおにぎり」と「無限階段におけるゴールとは?」は、ほぼ同じ事を指しています
私はこれまでに「良い音の本質とは、”遠足のおにぎり”である」と説明してきました。 最近では「無限階段におけるゴールとは?」という記事を書いたことがあります。 この二つの表現は、視点こそ違いま …
素晴らしいソロ演奏でした
2024年2月18日 工房
私の工房のあるお客様はアマオケのコンミスなのですが、今回の演奏会の演目は長大ソロ演奏がある曲ということで、聴きに行きました。 素晴らしい演奏でした。 音に艶を感じました。色気と言っても良いと思います。演奏を聴きなが …