工房
他人と話をする努力をしてください
2025年6月3日 工房
最近の若い人は電話が苦手らしいです。また、飲み会など、他人と会話をするのが苦手という人も増えています。 これはスマホとかネットに依存している事が理由と思われます。インターネットって、基本的には自分主導だからです。自分に …
ここ数年弟子を採用しなかった理由
2025年5月30日 工房
ここ数年弟子を採用しなかった理由はいくつかあります。 1.健康的な問題で休憩中だった前弟子が回復して戻ってくる予定だった(補足:昨年で前弟子のための「席」を空けておく約束の期間は過ぎました)。 2.上記の理由で弟子の席 …
チェロ弦の交換が一年周期の方でも、半年ごとにいらしてください
2025年5月29日 工房
現在お預かりしているチェロは私の工房でお売りしたとても良いチェロです。弦にはパーマネントを使っています。 パーマネント弦はエヴァピラッツィ弦よりも硬めなので寿命が長いのです(エヴァピラッツィは明るい響き重視の弦なので …
“Zauberplatte”は音を出さなくても、違いが判ります
2025年5月29日 工房
少し前にチェロのお客様と”Zauberplatte”の話題になり、私がその高音質の原理を説明しました。その中で、いかに「普通に指しているエンドピンの先端が不安定だったか」の実験を行ったのです。 …
切れた馬毛を丁寧に除去するための、小型薄刃ニッパ
2025年5月27日 工房
演奏中に馬毛が切れたときには、その切れた1本を指でたぐって、弓竿と直角方向に素早く引っ張って多少強引に切ります。決して弓竿と同じ方向に引き抜かないでください。馬毛の結び目が緩んでしまいます。 自宅での練習時の時間に余 …
弟子教育と専門学校教育の違い
2025年5月24日 工房
私はこれまで何人かの弟子をとり、しっかりした職人教育を行ってきたと自負しています(弟子になって直ぐにやめたり、健康的な意味で残念ながらやめた人もいました)。 この「弟子」という教育方針を、相変わらず時代遅れの教育だと …
“Zauberplatte”は、大ホールでのチェロの音抜けへの対策にもなる
2025年5月23日 工房
大ホールでチェロのソロを演奏するとき、低音の音が抜ける感じになってしまいます。特に、演奏者自信や近距離座席の聴衆においてそのように聞こえがちです。 これは空間の大きさと、反響板の位置関係で出る特徴なので、ある意味しか …
このヴァイオリンも素晴らしい楽器ですよ
2025年5月22日 工房
少し前に紹介しましたフランス製のヴァイオリンですが、このヴァイオリンも素晴らしい楽器ですので、興味のある方は是非試奏しにいらしてください。 価格も、カントゥーシャ作の楽器よりは安いので、アマチュアの方でも購入も現実的 …
「カカカッ」っていう暴れたヴィブラートを改善(修正)する方法
2025年5月21日 工房
上手なソリストでヴィブラートが「痙攣ヴィブラート(振動ヴィブラート)」のように暴れている人が多いです。多くの聴衆はそれをダイナミックな演奏と思っているのです。先日テレビで観た演奏もそうでした。才能のある演奏家さえも、判 …
チェロも、楽器の表面を軽やかに撫でるような演奏では、良い音は出ません
2025年5月19日 工房
私はずっと、ヴァイオリン演奏において、「真の意味での性能の良い弓で、腕の重さを利用した自然な圧力を掛けることで、楽器を底から鳴らすことができるのです。それがダイナミックレンジ(=表現)に繋がります」と説明してきました。 …